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技術者たる前にまず人間たれ
大村工業高校の4つの特色
4つの特色
生徒の声   電気科3年 段浦帆花 (生徒会長)
 この学校に入学し、早くも2年が経ちました。外部の方に“大村工業高校の印象”を質問すると、 多くの方が「求人数が多い。部活動が強い。元気があって、学校全体に勢いがあるイメージ」などとい ったことを言って下さいます。このように「大村工業高校」という名前が出たときに、皆さんの中に最初に、 良い印象が浮かんでくるのは、生徒一人一人が“主体的”になり、自分で気づき、考え、行動すること ができるからだと私は考えます。入学してからこの2年間を通して、先輩たちの姿や普段の日常生活から、 そう感じる場面が沢山ありました。
本校には『技術者たる前にまず人間たれ』という校訓があります。言葉の通り、技術者である以前に、 まず人としての在り方に目を向け、入学後すぐから「集団行動」や「挨拶」、「時間前行動」など人として 基本的な事を徹底的に学びます。本校は、7つの学科があり、それに伴って生徒数もとても多いですが、 集会などで集まる際には、運動部 が率先して先頭に立ち、声かけを行ったり、生徒自身も一人一人が 時間を見て素早い行動を心がけているので、必ず、時間前に集合が完了します。また、校内では様々 な所で「ワンストップ挨拶」を実践しており、授業時には「大工七魂」という挨拶の練習を行うなど、“挨拶” は特に、大事にしています。更に、先生方が困っていたらすぐに自ら進んで協力する優しい生徒もたくさんいます。
 また、ソフトボール部、バレーボール部、アーチェリー部を初めとした全国レベルで戦う部活動も多く「強豪校」 として知られる学校でもあります。生徒たちは、普段からチームとしての意識がものすごく高く、掃除場所に行く 際や部活動に行く際など普段の移動は駆け足で、機敏に行動をしています。その姿を目にすると、強さの秘訣 はこういう日常のちょっとした積み重ねから来てるのだと感心します。とても素晴らしいことだと思います。
 今年度からは、コロナウイルスが第5類に引き下げられたため、今まで制限されていたことが解除され、 できなかった経験をたくさんすることができます。そのため、これからの学校生活での変化には、生徒達 の中でもものすごく期待が高まっています。新しい事にどんどんチャレンジしていく中で、今までよりももっと 生徒一人一人の個性や独自の才能に磨きがかかり、学校が活気づいていくことが、すごく楽しみです。 また、最近では女子生徒も増えているため、女子更衣室の拡大など、様々な面での女子生徒に向けた配慮がなされています。
 先輩方の伝統や引き継ぐべきルールを大切にしながら、この先も新しい環境の中でどんどん進化していく、 この大村工業高校で、1度きりの高校生活を充実したものにしていきたいです。